ギターレビュー:Ibanez RGIF7

購入から半年以上経ちまして、今度はStrandbergが欲しくなってきたところでそろそろIbanezのファンフレットギターRGIF7のレビューをしてみます。

まえおき!


随分昔からファンフレットには独特の見た目と未知のテンション感に思いを馳せてはいたんですが、まず楽器屋には置いておらずStrandbergが登場しても高っけぇorzてな感じで。個人輸入云々も中高生には敷居が高かったですね。

そんな過去もありつつ、長年弾いてきた7弦(Razorback)の新調を検討中ついにIbanezがこのRGIFを発売。価格も14万とStrandbergに比べればまぁ標準、27インチ7弦ハードテイルEMGと求めていたスペックとも合致してました。

 

かつて夢見たファンフレットがあのIbanezから!てことで早速試奏して

シンプルでシブい見た目も気に入り、ネックジョイント部の感触等も良好で購入に踏み切りました。

あのIbanez。っていうのはメジャーなブランドがって事もそうですが、私が初めて手にしたギターがIbanezだったりするんですね。1、2万位のやつでしたけど、親指で感じる平たい感触には言い知れぬ懐かしさを覚えました。

で、Razorbackのネックもまた特殊で断面がVの字っていうんですかね、ベント時とかに親指が引っかかって楽で好きだったんで、買い替えとなるとそこだけはネックになるなとネックだけn

でもIbanezの懐かしい感触でイケるっ。て思えましたね

がいかん!


ではとりあえず外観です。

なんと言っても目につくのは見慣れぬ斜めったフレットですね。この斜めフレットの名はファンフレット(Fanned-Fret)つまり低音弦側へ扇状に広がっとるやないかって事で、1弦から6弦まで長さが違うのでマルチスケールのギターとも言います。

高音弦のテンションとフレット間隔はそのまま(なのは1弦だけですが)に低音弦がより強テンションになる点が最大のメリットですかね。

 

12フレットが弦に平行に設定されてます。ナットだったり5フレットが平行なStrandbergに比べるとローコードの押弦よりハイポジのプレイヤビリティを考えてあるものと思われます、さすがメタルマシン屋さん。

スケールは1弦25.5"~7弦27"です。


ソフトケースが付属。厚さ1cm程のクッション性能で、中身のヘッド部はきっと使ってると弦の端でボロボロになるであろうノーケア具合で要注意です。片掛け仕様。

んまぁ、ハードケース、欲しかったなぁ。

 

と、これも厚さ1cm程のやたら分厚い取説兼保証書。

それから、こんなギター買う奴に今さら要らんだろっていう謎のちゃちいシールド付きです


すぺっく!


ボディ周り。

アッシュボディですがなんか結構軽いんです。これは素敵

塗装はシブいオイルフィニッシュで形状は普通。Razorbackに慣れてるとぶっちゃけ右腕が窮屈で弾きづらいんですね、まぁこれが普通なんでしょうがないですけど。。

あの突飛に見えるボディシェイプは実はすごく理にかなってて、座った時にブリッジが丁度いい位置にくる上に普通のVと違って足組んだりしなくても安定して超楽なんですよ。ダイム天才

 

でEMG808Xが2つ載って1vol/1tone。

斜めってる分長さが必要なので8弦用の808Xが、8弦モデルには9弦用(!)が使われてます。バータイプのアクティブPUなのは必然な訳です。

トーンは取っ払うやも。

 

ブリッジはサドルが独立してるタイプを使うことで斜めブリッジを実現してます


ネック周辺。

ブビンガ材という何か強そうな木とメイプルの5ピースボルトオンネック、と言ってもヒールは丸っこく処理されてハイポジの弾き心地が考慮されとります。

そしてIbanezということで相変わらずのネックの薄さ。


ペグは自社製、漂うコストカット感。

 

ところでナットの上にローズウッド指板がハミてるデザイン。

PUとかブリッジとか選択肢が限られるのはしょうがないにしても、ここは一工夫で何とかならんかったんでしょうかね。。

なんか、ここだけ作りかけみたいな。私だけかしら。。


かんしょく!


さて、実際弾いてみた感触。

ファンフレットですがローポジは結構大丈夫というか、むしろ初27インチの間隔の方に慣れが必要って感じで。ハイポジが見失いがちでしたね、斜めな上、指板にインレイ無いのに頼りの側面のちっちゃいのもフレット斜めっててあんま当てにならんという。

まぁ最初はそんなもんでしたがフレット間隔に慣れてくると割とイケます。練習あるのみです

ネックの薄さと滑らかヒールカットもあって左手の感触自体はストレスなくハイポジもスムーズにいい感じです。

(載せるタイミングを失った背面ショット)

右手は、あんまり意識せずとも問題なく、どちらかというとこれもスラント具合より今までのフロイドブリッジとの感触の差のが気になりましたね。

ぁ、それよりもさっきも言った座った時のブリッジの位置。もっと体の中心に近いと弾きやすいんですけど、ストラトもLPもなんであんな窮屈なのがスタンダードになっちゃったんでしょうか。。せめてエクスプローラーとかSGみたいにももに乗せる窪みがリアPU辺りにあってほしいです。

 


で、音の方はというと、ずばり衝撃的な差がありました。Razorbackに比べると軽いアッシュボディとバカでかいマホガニーボディ等の差もあるかと思いますが。PUのEMG808X、Razorbackにも載ってる無印EMGがパッシブっぽいトーンに進化したのがXシリーズらしいんですが、これが思いがけず随分な違いで、だいぶアンプの設定変えないと弾けたもんじゃないってくらいでした。

具体的には、ローミッド以下がスッパリ切られたような、とってもシャープな音に。でEMG特有のコンプでパツパツに潰したような、低音弦はもう重い塊みたいなあの感触がすっかり無くなってて何とも物足りない印象でした。

で気づいたんですが、ピッキングの粗が目立つんですね。というより無印の方はピッキングが不安定でも滑らかに弾けてるように感じる弾いててとっても楽しいPUだった訳です。笑

Xの方は微妙なトーンの変化がちゃんとあるので無印に慣れた状態で弾くと、んか下手くそに聴こえるorzってなもんですが上手な人には所謂ニュアンスが出しやすいPUとるんですね、きっと。

 

ってことで、無印EMGの特殊さと魅力に改めて気付かされました。と同時にEMGX、もとい自分のがっかりピッキング技術と向き合っていく覚悟を固めた次第です。

 

そうかつ!


流石Ibanezと思える点も多いですが

オイルフィニッシュ、ボルトオンネック、自社製ペグ、インレイなし、ハードケースなし。等

開発コストの影響かなるべくお金かかんないように作ってる感は否めません、その辺ふまえてもファンフレットに価格相応の魅力を感じるかどうかですね。

 

Ibanezがまたファンフレットを作るのかどうか分かりませんが、もしそうなれば、7弦8弦ときてファンフレットもメジャーな仕様になる時代の幕開けかもしれません。ジャクソンかDEANか他のメーカーも作りだしたりして。そんな事になれば個人的に素敵だと思いますが

とにかく次にIbanezが作った時はもっとリーズナブルかハイクオリティになってる気がするので、期待して待ってみます。

 

 

 

ぁ。Strandberg買ってるかも

 

 

 

 

 

そんな感じですー!では。